2023.6.2 追記しました(目次の「今年は蒸し器を使って青梅の甘露煮を瓶詰めにしました」部分)。
去年、びん詰め・常温保存した青梅の甘露煮のその後
去年、青梅の甘露煮をびん詰めにし、常温保存しました↓。
それまでは、作って数日で食べる分だけ冷蔵、残りは冷凍していました。
でも、一昨年、栗の渋皮煮を試しにびん詰め・常温保存したところ↓、冷凍したものより食感が良かったので、青梅でもしてみることにしました。
青梅のびん詰めを最後に食べたのが、作成から約半年後。
栗の渋皮煮は、最後に食べたのが作成から約1年後でした。
冷凍したもののように水っぽくならないので、お菓子に使う時にゆるくならずに便利でした。
また、冷蔵庫や冷凍庫でスペースを取らないのも良かったです。
ただ…、私は保存食作りの知識があまりないまま、適当に作りました。
糖分も約50%と少なめにしていたので、びん詰めを開ける度に、「食中毒になったらどうしよう…」と、緊張していました。
毎回、ビクビクするのがしんどくなったので、調べてみることにしました。
コンポートをびん詰めにして常温保存した場合の日持ちは?
ジャムより水分が多いコンポートは、びん詰めにして常温保存した場合、どれくらい日持ちがするのでしょうか?
ネットで調べると、ジャムほど記事が多くなく、また、記事によって日持ちの目安もまちまちで、悩みました。
でも、「保存食」や「びん詰め」についての本をチェックすると、いくつかの本に、コンポートの場合についての記載がありました。
ジャム同様、消毒したびんに詰めて脱気殺菌することで、約1年間、常温保存が可能と記載された本が数冊ありました。
- 脱気は、私は水を入れた鍋にびんを入れて加熱する方法でしましたが、蒸し器を使う方法もありました。湯煎より蒸気の方が熱伝導率が高いのだそうです。
- びんに詰める食品の量や加熱時間は、本によって差がありました。
- 加熱後のびん詰めを冷ます時、逆さまにするかどうかも、する派、しない派、どちらもありました。
- ジャムびんによくあるネジ式のフタは劣化しやすく交換が必要なことは、本で初めて知りました。
料理方法が色々あるように、びん詰め方法も色々あるんだな…と思いました。
青梅の甘露煮は載ってないのですが、以下の本2冊↓には、びん詰めの方法がわかりやすくまとめられていました。
▪️「信州・りんご農家の知恵と工夫 せっちゃんの保存食」著者/飛田和緒・せっちゃん(料理) 発行/株式会社 KADOKAWA
- 巻末に「瓶詰めのやり方」としてまとめられています。
- 脱気は、蒸し器を使う方法です。
-
今年の青梅の甘露煮は、この本を参考にして、蒸し器でびん詰めにしました。
▪️「365日、おいしい手作り!「魔法のびん詰め」著者/こてらみや 発行/三笠書房
巻頭に「びん詰めをはじめる前に知っておきたいこと」としてまとめられています。
- 脱気は、水にびんを入れて加熱する方法です。
- びんのタイプごとの解説もあってわかりやすいです。
- 紙本は文庫本サイズなので、老眼の私には字が小さくて見えにくかったです。
今年は蒸し器を使って、青梅の甘露煮をびん詰めにしました
「信州・りんご農家の知恵と工夫 せっちゃんの保存食」という本を読んで、蒸し器による脱気殺菌に興味が湧いたので、してみることにしました。
- やってみると、湯煎式よりもびんのフタの開け閉めや、出し入れが楽に感じました。
- 本掲載の写真では蒸し器のフタは外した状態で、ずっとそうなのかどうかわかりませんでした。私は、フタを使いました。蒸し器内にしずくがたれてきますが、びんの中に入り込む感じではなかったので、今回はそのままにしました。
- びん詰め前に、青梅の甘露煮を再沸騰させました。その際に、皮が破れれた梅がけっこうありました。あまり破れたものは入れなかったので、シロップ多め・実が少なめの瓶詰めになりました。開けた時に、どうなっているでしょうか…。
終わりに
- 自家製の瓶詰めでも、きちんと脱気殺菌ができていれば、長期の常温保存が可能とわかり、ホッとしました。
- ただ、“きちんと脱気殺菌ができていれば”。工場で作るのとは違うし、失敗が起こりやすいような気がします。
- なので、日持ちは「最長で1年間」と解釈し、食べる時には、色や匂いの変化に注意したいです。
梅雨時だし、食あたりには気をつけたいね・・
そうだね・・
ご覧いただき、ありがとうございました。