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メラノーマ(悪性黒色腫)の記録(10)退院後の困りごと、どう対処?

メラノーマ(悪性黒色腫)の記録(10)タイトル画像

 

前回からかなり経っていますが、「メラノーマ(悪性黒色腫)の記録(9)」の続きです。

 

2年前、足にできたメラノーマを切除・皮膚移植手術をしました。

 

退院後に色々なことで困ったので、そのことを書いています。

 

移植した皮膚の境目が割れてきた

移植した皮膚の境目が割れてきた

 

退院して1週間くらい経った頃、移植した皮膚の境目が割れてきました(※イラスト画像は、「メラノーマの記録(7)」にあります)。

 

その数日前から、移植部の一部が紫色になっていて、立つと激痛がするようになっていました。

 

立つと激痛


これまでの鈍痛に、ヤケドした時のようなヒリヒリ感と、神経痛のようなピリピリ感が混じった、経験したことがない痛みでした。

 

足を高くして休むと治るけれど、下ろすとまた痛むので、困りました。

 

膝から下は、むくんで象の足みたいになりました。

どうしてこんなことに?

 

退院直前は、病棟内を歩いて洗濯や買い物ができるようになっていたのに。

 

今になって、どうして?と思いましたが。

 

振り返ってみると、動きすぎていたように思います。

 

私は、退院日の朝に抜糸しました。

 

糸という補強剤がなくなった状態で、同じ調子で動いたのは良くなかったと思います。

 

それに、自宅では、和室に布団を敷いて寝起きしています。

 

横になって休んだとしても、立ち座りの度に足に大きな負荷がかかります。

 

幸い、再手術にはならずに済みましたが、治るのがずいぶん遅れました。

通院間隔や処方薬について

 

通院は、退院してしばらくは数日〜1週間おきでした。

 

傷が治るにつれて、次第に間隔が空いていきました。

 

痛み止め(カロナール)は、かなり長い間、1日2回服用していました。

 

膝下〜足首の傷に塗る軟膏の種類は、途中から要冷蔵の黄色っぽいもの(イソジンシュガーパスタとアクトシン3%の混合)に変わりました。

 

移植する皮膚を取った太ももの傷の方は順調に治り、退院10日目からはガーゼで覆わずに「プロペト」(医療用の高純度ワセリン)を塗るだけでいいことになりました。

歩けない時に使ったもの

 

痛みと、移植した皮膚がはがれたら再手術かもという不安で、立ち歩きがしづらくなりました。

 

どうすればよかったんだろう…と、今も思うんですが。

 

自宅ではキャスター付きの椅子を、外出時には、T字型杖以外に折りたたみの軽量椅子や、ステッキチェアを使いました。

 

キャスター付きの椅子は、良い方の足で動かせば、家事も含めて多くのことが座ったままできるので、便利でした。

 

でも、危ない面もありました。

キャスター椅子ごと転倒


椅子ごと転んでからは使うのをやめて、あちこちにキャスターなしの椅子耐荷重のある箱を置いて座ることにしました。

 

折りたたみ椅子に座る


折りたたみの軽量椅子
や、ステッキチェアも、便利でしたが、アウトドア用の安価なものだったせいか、ぐらついて危ない面がありました。

 

そして、椅子を多用した分、歩く時間が減り、その分回復が遅れたような気がします。

滲出液のシミ対策

 

軟膏が黄色っぽいものになってから、滲出液が漏れて足枕にシミがつきやすくなり、困りました。

ペットシーツ

それで、ペットシーツを足枕の上に敷くようになりました。

 

ペットの尿を吸収するシートで、犬用だと、ちょうど足枕程度の大きさです(45㎝×30㎝くらい)。

 

近くのスーパーや100均で買えました。

 

人用の吸水シートもネットならあるんですが、安くて入手しやすいペット用を買っていました。

ステージや遺伝子検査の結果

 

退院後、ステージが1-Bだと伝えられました。

 

それからしばらく経って、遺伝子検査の結果はBRAF遺伝子変異ありで、もし投薬治療をする場合には、分子標的薬が使えると言われました。

医療保険についての感想

 

退院後、病院の書類作成課に医療保険に提出する書類を依頼しました。

 

私が入っていたのは2つで、片方が入院だけ対象、もう1つは通院も対象でした。

 

もし投薬治療になったら、通院給付があると心強いかも…と思う反面、今のところ、払い込んだ金額の方がずっと多いです。

 

高額療養費減免制度があるし、通院給付も内容が色々(入院なし・通院だけでも対象かどうかとか、固定額か、とか…)なので、迷う感じです。

 

がんになる数年前に保険の見直しをして、先進医療も対象の保険を解約しました。

 

ある程度生きたし、この後は標準治療だけでいいと思ったからです。

 

でも、がんって、50、60代から増えることを考えると、微妙なタイミングでした。

転機

 

痛みが強く、傷もなかなか治らないまま2か月ほど過ぎた頃、転機がやってきました。

 

遠方の葬儀に出席することになったのです。

 

新幹線移動、宿泊、どちらも無理に思えました。

 

でも、葬儀まで日にちがあったので先生に訊いてみると、「大丈夫です」と言われたので、出席することにしました。

 

それからようやく、まともにリハビリを始めました。

 

歩く時間やストレッチの時間を少しずつ増やし、折りたたみ椅子や保冷バッグに入れた軟膏持参で行きました。

 

家族葬の光景

真冬の家族葬で、ヒール付きの靴が履けなくてもあまり目立たず、ホッとしました。

感じたこと

 

歩いてみたら何とかなりました。

 

痛みや傷の具合がなかなか治らなかったのは、動く量が少ないから血の巡りが悪かったせいもあるかも…と思います。

 

今は手術前にしていた運動を再開、そこで力尽きてしまう感じですが、足の具合はかなり良くなっています。

 

あちこちで水害、どうぞお気をつけください。