※この記事は、「夫の網膜剥離の体験記(1)、「夫の網膜剥離の体験記(2)」の続きになります。
夫は網膜剥離になり、約2か月前に硝子体手術を受けました。
網膜の重要部分・黄斑部でも剥離が起こっていたので、手術しても元の状態まで戻らないかもしれないと病院で伝えられていました。
手術直後〜2か月の間で、目の見え方はかなり変わりました。
手術直後〜退院後、数日くらいまで
手術の4日後に退院しました。
手術時に眼球内に充填したガスが抜けるまでに、1〜2週間ほどかかると言われました。
その間は、ガスを通して見るような感じになるので、独特の視野になるみたいです。
手術直後〜退院後、数日くらいまでは、プールの底から見ているような、青みがかった、ぼんやりした見え方だったようです。
青みがかるのは、同時に行った白内障手術で挿入した人工の眼内レンズの影響だそうです。
慣れもあるらしく、今はかなり色が薄くなっているみたいです。
退院後の活動の制限
眼内の状態が落ち着くまでに1〜3か月かかるらしく、その間は以下のような活動に制限があります↓。
ガスが抜けるまで禁止:飛行機に乗ること、高地への旅行
しばらく避けること:仕事、乗り物の運転、運動、重いものを持つこと等
退院後は、“下向き生活”は、しなくてよくなりました。
ただ、眼内に充填したガスが水晶体にくっつかないようにするために、眠る時は上を向かずに、左右どちらか、できれば左側を向いて眠るように指示されました。
病院での定期検査
退院後、しばらくは1か月に1回、手術を受けた大学病院で定期検査、その間に指定された間隔で近くのかかりつけ眼科に通うことになりました。
かかりつけの眼科は大学病院の提携先だったので、メガネのレンズ交換の相談などはそちらですることになりました。
目薬
手術後処方された3種類の目薬は、退院後も継続でした。
途中で目薬の種類が変わりましたが、今もまだ継続中です。
退院後数日〜1週間まで
ガスが抜けていくにつれて徐々に視野の中心が円形に薄茶色になり、見えにくくなったようです。
退院後1週間〜10日まで
視野の中心の円形が小さくなっていくにつれて濃い色になり、ジャマで見えにくくなったようです。
退院後10日目
ガスがようやく抜け、焦茶色の円形が視界から消えました。
その後の見え方の変化
手術した右眼は、もともと視力が低い方の眼で、執刀医から、あまり使っていないようだと指摘されました。
いつも良い方の左眼で補っていたようです。
そのせいか、両眼で見ると、手術後も以前とあまり変わらない見え方のようです。
ただ、右眼だけで見ると、変視や小視が起こる時もあるようです。
今はかなり見え方が改善されているようですが、手術前の状態にまで回復するかはわかりません。
先日、展覧会に行きました。
観る角度を選べば、変視や小視の影響を抑えられるようです(夫の場合は、左眼の方が見やすい角度)。
メガネのレンズ交換をしました
手術した右眼の視力が上がったので、これまでのメガネだと合わなくなり、レンズ交換しました。
メガネをかけた後の左右の視力差を少なくして、利き眼の左眼が疲れすぎないようにしました。
あとがき
片眼が見え方を補正するのが、とても不思議な気がしました。
そして、ありがたかったです。
夫は利き眼を長持ちさせるように気をつけてほしいです。
ご覧いただき、ありがとうございました。