少し前に、夫が右眼の網膜剥離で手術をしました。
すでに退院、今のところ順調に回復しています。
でも、病名を伝えられた時は驚きました。
この病気は、ボクサーのように、眼に衝撃を受ける人に特有のものと思っていました。
夫は眼に衝撃を受けたわけではなく、痛みもありませんでした。
急に右眼の見え方が悪くなり、飛蚊症が悪化したのかと思って、近くの眼科を受診したのです。
普通に自転車に乗って行きました。
しばらくして、夫から「網膜剥離になっているらしい。緊急手術が必要と言われた。今、手術できる病院を探してもらっている」と、電話がありました。
…なぜ、そんなことに?
- 飛蚊症だと思っていた・受診日までの症状の変化
- 飛蚊症は網膜剥離の前兆として現れることも
- 夏に見過ごしていた症状・光視症
- 当日は手術ができず、一旦帰宅
- 手術までの過ごし方の注意点
- 一旦帰宅後に悩んだこと
飛蚊症だと思っていた・受診日までの症状の変化
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今年の5月頃:青空や白い壁などを見た時に、時々、視線に沿うように動く黒い点が数個、見えるように↓。
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夏:黒い点が少し増え、フワフワ動く透明な泡状のものも、いくつか見えるように↓。
これは、60歳頃になると約3割の人がなると言われている、飛蚊症という症状でした。ほとんどの場合は加齢による生理現象で、治療は不要と解説してあることも多く、受診せず。 -
受診2日前:視界左端に、大きくて透明なゾウリムシ形のものが見えるように↓。
暗い所では、黒い点や泡状のものは見えなくなるのに、このゾウリムシ形のものは見え、移動せず、ユラユラしていました。気になったものの、この日はかかりつけの眼科の休診日で、他も受診せず。 -
受診前日:1日拘束の用事があり、この日も受診できず。その間に、ゾウリムシ形が次第に大きくなり、薄ピンク色に↓。
夜には更に濃い色に↓。
右眼だけで見ると、ゾウリムシ形が邪魔で、見えにくい部分があることに気づく。 -
受診当日:朝、受診。その頃には、ゾウリムシ形は赤ワインのような色に↓。
先生から、網膜剥離しているから緊急手術が必要なこと、剥離が重要な黄斑部に達しているので、手術後に視力が元通りには回復しないかもしれないことを伝えられる。
飛蚊症は網膜剥離の前兆として現れることも
病院で、飛蚊症は網膜剥離の前兆として現れることもあると説明されました。
ただ、網膜剥離になる確率はとても低く、約10,000人に1人だそうです。
夏に見過ごしていた症状・光視症
思い出してみると、夏頃、眠ろうとして眼を閉じると、ピピっと閃光が走るような感じが、何回かあったようです。
これは「光視症」という症状で、それ自体は病気ではないそうです。
ただ、飛蚊症を伴っている時は、網膜剥離や網膜裂孔が起こっている可能性がありました。
でも、夫は、これをスマホやスマートウォッチが光っているのかと思い、眼の症状だと気づかなかったようです。
今になって言っても仕方がないのですが、この段階で眼科を受診しておけば良かったと思います。
当日は手術ができず、一旦帰宅
近くの眼科を受診した日は土曜日でした。
結局、当日中に手術できる病院がなく、一旦帰宅して、週明けに紹介された大学病院に行くことになりました。
手術までの過ごし方の注意点
以下のようなアドバイスを受けました。
- とにかく安静に
- 寝る時は、重力で網膜が更に剥がれるのを防ぐために、右側を下に(これは、夫の網膜が剥がれかかっている部分が、主に右眼の右上辺りにあったため)
- 自転車で帰宅する時は、段差の衝撃に気をつけて
一旦帰宅後に悩んだこと
病名を告げられても、夫が平常心でいられたのは良かったです。
ただ、大学病院に行くまでの過ごし方について、詳しく訊いてこなかったので悩みました。
緊急に手術するはずが、数日先になったので、失明までどれくらいの猶予があるのか、私はとても気になりました。
また、そういう状況で“安静にする”って、どの程度にすれば良いのか…。
大学病院に行ってすぐに手術なのか、また、日帰りか、入院するのかもわからず、用意する持ち物にも悩みました。
夫が病院から帰宅した時には閉院時刻を過ぎていたので、ネットで調べたのですが、わかりませんでした。
テレビやスマホはやめて、必要なら、ラジオを聴くことにしました。
そして、大学病院に行くまでは、食事と排泄、シャワー以外は、できるだけ右側を下にして、寝て過ごすことに。
入院セットは、一泊分だけ持って行くことにしました。
つづく
次回(2)は、手術について、(3)は手術後の眼の見え方についての予定です。
重い内容がしばらく続きますので、苦手な方は飛ばしてください。
今回のことで、自分の眼の使い方も見直すことにしました。
パソコンとスマホの使用時間を減らすことにしたので、ブログは今まで以上にのろのろ更新、とびとび閲覧になります。
とびとびだと、意味がよく分からなくなるので嫌だなあ…と思ったのですが、そのような次第です。
では、どうぞお身体を大切になさってください。