知らない間に、エアコン室外機に蜂の巣が作られていました。
見つけたのは、夫でした。
私が留守中に、夫は一人で蜂の巣を撤去したので、蜂や巣の実物写真はないのですが…。
“なぜ、団地のベランダの室外機に?”
“なぜ、私は見落としたの?”
…と、かなり驚いたので記事にしています。
- 実は、ベランダで蜂をよく見かけていました
- 私が蜂の巣を見落とした理由
- 一人で撤去した夫、その理由は…
- 蜂の巣の撤去方法(夫の場合)
- 意外と難しかった蜂の種類の特定
- 蜂が室外機に巣を作る理由
- 巣を撤去後も蜂が…
実は、ベランダで蜂をよく見かけていました
実は今年の夏は、ベランダで蜂を頻繁に見かけていました。
体長が4㎝はありそうな、大きな黒っぽい蜂で、いつも一匹で飛んでいました。
洗濯物を干している時などに、気がつくと近くを飛んでいることがあり、慌てて部屋に逃げ込むことがよくありました。
室外機は、上下に2台ありました。
下の室外機辺りでよく見かけるのが気になり、蜂が去った後、いつも周辺と室外機の中をチェックしていたはずなのですが…、私は蜂の巣には気が付きませんでした。
私が蜂の巣を見落とした理由
そして、8月末頃のある日。
「エアコン室外機に蜂の巣ができていたから、撤去したよ」と、夫に言われました。
驚きました。私はなぜ、見落としたのでしょうか…?
夫によると、蜂の巣は下図↓のようなもので、意外な場所に、意外な形で作られていました。
蜂の巣の状態
場所:上下にある2台のエアコン室外機の配管と壁の隙間
形:長さ10㎝弱くらいの少し凹凸のある円筒型。穴は下に1つ。
色:ベージュ・茶・灰色のミックス↓。マーブルっぽい。
いわゆる「蜂の巣」型↓ではなく、管のように見える色と形。
多分、私はエアコンの配管か、壁の一部と思って、見落としたのだと思います。
夫は偶然、蜂がその中に入るところを見たので、蜂が去った後で調べに行ったそうです。
でも、蜂の巣のイメージとあまりにも違う形なので、戸惑ったそうです。
そして、ネットで調べた結果、どうも蜂の巣らしいと分かったということでした。
一人で撤去した夫、その理由は…
「巣が小さかったし、私に知らせると面倒だから、一人で撤去した」と、夫に言われました…。
“私に知らせると面倒”って、ナニ?と思うんですが…、心当たりはあります…。
私に知らせると、蜂の種類や駆除方法を調べるのに手間取ったり、大がかりになったりしそうで面倒、ということなんだろうなと思います…。
でも、蜂の大きさや、巣の穴が1つであることからすると、スズメバチの可能性があったのでは…?
跡形もなく綺麗に処理してくれたので、ありがたかったとは思うのですが、やっぱり一人で撤去するのは危険だったような気がします…。
蜂の巣の撤去方法(夫の場合)
蜂の巣の撤去は、ネットで調べた方法で行ったようです。
道具は、家にあるもので済ませたみたいです。
道具
- ヘラやスコップなど(蜂の巣を引き剥がす道具)
- 蜂の巣が入る大きさのポリ袋数枚以上
- 古新聞や古布(蜂は死んだ後も1日くらいは針だけ動くそうなので、刺されるのを防止するため、蜂の巣を入れるポリ袋の中に敷きます)
- 軍手
- ゴム手袋
- ガムテープ
- 殺虫スプレー
夫が使用した殺虫スプレーは、うちにあったアース製薬の「虫コロリアース」↓でした。
前の前に住んでいた所でムカデが出た時に買ったもので、ほとんど使わないので、まだ残っていたものです。一体何年前のものなのか…。
蜂用ではないのですが、蜂は薬剤に弱いので、合成ピレスロイド系のスプレータイプなら使えるみたいです。
注意点
- 室外機内部に作られた蜂の巣の時には、スプレーをかけると室外機に内蔵された電装部分が故障することがあります。
- 夫は、手袋以外は普段の夏服で作業したようですが、長袖長ズボン+レインコート+帽子+マスクなど(濃い色は蜂を引き寄せるらしいので、白っぽい色で)の方が安全だと思います。また、暗くなると蜂は活動が鈍るそうなので、夕方〜夜間に作業した方がいいようです。
方法
- 巣から数mくらい離れた所から、巣に向けて殺虫剤を数回スプレー。
- しばらく待って、蜂が巣から出てきたり、他所から飛んできたりしていないのを確認してから、巣に近づき、さらに殺虫剤をスプレー。
- またしばらく待ち、蜂が出てきたり飛んできたりしないのを確認してから、巣穴に殺虫剤をスプレーし、すぐにガムテープで穴を塞ぎます。
- ヘラなどを使って、巣を配管から引き剥がし、中に古新聞や古布を敷いて二重にしたポリ袋の中に入れ、袋の口を手で少し閉じた状態で殺虫剤をスプレー。袋の口を閉じ、可燃ゴミとして処分。
- 巣があった場所にも殺虫剤をスプレー。
注意点
- 「道具」のところにも書きましたが、室外機内部に巣が作られた時には、スプレー式の殺虫剤を使うと、故障原因になる可能性があります。
- 夫は蜂が巣の中にいるかどうか未確認のまま作業したようですが、場合によっては(蜂がすぐ近くにいる時や、種類がスズメバチだった時など)、危険だったような気がします。
- 今回の蜂の巣は固い材質で、しかもしっかりと配管や壁に貼りついていたらしく、かなり引き剥がすのが難しかったようです。
- 「蜂の巣」型の巣の時は穴がたくさんあるので、ガムテープを使って塞ごうとすると時間がかかるので、やめた方がいいと思います。
- 大きい巣は、駆除業者や、(あれば)自治体の管轄課に連絡して処理してもらった方が安心だと思います。
意外と難しかった蜂の種類の特定
それにしても、蜂の種類は何だったのか…?
蜂は二人とも見ていたし、巣の形状もわかっていたのに、調べても、結局特定は今もできないままです。
知らなかったのですが、日本に生息する蜂の種類は4000種以上なのだそうです。
そんなに多いのなら、種類が特定できなくても、仕方ないかもしれないと思いました。
蜂の大きさと、巣穴が一つであることからすると、スズメバチ。
でも、縞模様のない真っ黒なスズメバチは、図鑑には見当たりませんでした。
また、スズメバチの巣の初期の形は、六角形の巣穴がむき出しの、蜂の巣っぽい形をしていることが多いらしく、うちにあった蜂の巣とは形が違いました。
結局、体が黒っぽく、撤去した巣に近い形の巣を作ることがある蜂は、ドロバチ↓でした。
ドロバチの大きさは、種類にもよるけれども、1.5〜3㎝くらいということで、私達が見た蜂よりは小さめです。
また、ドロバチには縞があるみたいなのですが、見た蜂は縞がありませんでした。
でも、飛んでいるところを見ただけなので、見落としたのかもしれません。
ドロバチは比較的おとなしい蜂で、巣ができた場合には放置しても問題ない場合が多いとありました。
巣の中に蜂や幼虫がいたか分からずじまいですが、気の毒だったかもしれません。
でも、私が見つけても、やはり撤去しただろうと思います。
出くわした時に刺されるのは、困ります。
もう作らないでくれたらと思います。
蜂が室外機に巣を作る理由
室外機に巣を作ったのを不思議に思っていましたが、
- 風雨や外敵から身を守れる
- エサを確保しやすい
- 閉鎖的で狭い空間を好む
など、蜂にとっては好条件が揃っていたみたいです。
巣を撤去後も蜂が…
巣を撤去後も、時々、室外機周辺で蜂を見かけることがありました。
以前見た蜂よりはやや小さい、体長3㎝くらいの、黄色い縞が数本ある蜂でした。
やはり一匹で飛んできて、室外機周辺を旋回した後、どこかへ去って行きました。
やっと来なくなった…と思っていたある日、今度は上の室外機本体の近くで見かけるようになりました。
これは何か蜂除けを設置しないといけないかも…と思ったのですが。
幸い、9月の第2週目頃から見かけなくなりました。
無事に撤去できて良かったね・・・
うん。でも、夫も私のやり方は面倒だと思っているのが分かったよ・・・
( “夫も”って・・・あとの人は・・・自分?)
長くなりましたが、ご覧いただき、ありがとうございました。