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町中の五龍神を祀る神社・田無神社の夏越大祓に行ってきました

最近、たまたま知った「夏越祭(なごしさい)」。

夏越の祓(なごしのはらえ)」、「夏越大祓(なごしのおおはらえ)」とも。

 

1年の半分にあたる6月末に行われる神事で、心身の穢れや災厄を祓い清めて、残り半年の無病息災を願う行事です。

 

このところ、夫も私も病気が続いていたので、気持ちを切り替えようと行ってきました。

 

辰年なので、五龍が祀られているという田無神社にお参りしました。

 

普段、あまり神社に馴染みがない私には、色々と物珍しい体験でした。

 

町中の神社

 

西武新宿線田無駅から歩いて8分ほどでした。

町中の神社という印象でした。

田無神社の入り口

田無神社の入り口

五龍神が祀られている

 

田無神社の主祭神は、級津彦命(しなつひこのみこと)・級戸辺命(しなとべのみこと)・大国主命(おおくにぬしのみこと)です。

 

境内には、五行思想に基づいて五龍が祀られています。

 

小雨がぱらつくお天気でしたが、ずいぶんな人出でした。

夏越大祓について

 

事前に夏越大祓について調べたところ、

「人の形をした“形代・かたしろ人形・ひとがた)”で自分の体を撫で、息を吹きかけて穢れや災厄を移し、古歌を唱えながら茅の輪をくぐり、祈願する」

と、ありました。

 

これまでしたことがなく、うまくできるのか、ちょっと心配でした。

 

でも、神社の階段を上がってすぐの所に人形の記入所があり、説明が書かれていました。

田無神社の大祓人形の記入方法

人形の記入所

 

記入して所定の作法を行い、初穂料と共に側の神主さんに預けると、書類一枚と紙封筒二つを渡されました。

田無神社の夏越大祓についての説明紙、切麻入りの封筒(右)、茅の輪のお守り

夏越大祓についての説明紙、切麻入りの封筒(右)、茅の輪のお守り

書類は夏越大祓についての説明で、唱和する詞や和歌も載っていました。

 

小さい封筒には、大祓の儀式で使う“切麻(きりぬさ)”という紙吹雪のようなものが入っていました。

 

大きい封筒には、小さな茅の輪が入っていました。

「玄関などに置いてください」と言われたので、お守りの一種でしょうか。

田無神社の見どころ

 

儀式が始まるまで、境内を見て回りました。

 

拝殿

田無神社の拝殿

田無神社の拝殿

拝殿の奥の本殿は、江戸時代の代表的な彫物大工・嶋村俊表が手がけたものです。

 

本殿に祀られている金龍は、普段は見ることができませんが、境内の四方に置かれた青・赤・白・黒の四龍神は見ることができます。

 

龍神

田無神社の青龍神

東を守る青龍神(技術向上・就業授受)

 

龍神

田無神社の赤龍神(屋根の上に少しだけ見えている)

南を守る赤龍神(勝運向上・成績向上)屋根の上に少しだけ見えてます

 

龍神

田無神社の白龍神

西を守る白龍神(金運向上・良縁成就)

 

黒龍

田無神社の黒龍神

北を守る黒龍神(健康増進・家内安全)

 

他にも、

撫龍

田無神社の撫龍 

撫龍(頭と龍玉を撫でると昇運を授かるとか) 

 

手水舎にも白龍が

田無神社の手水舎

手水舎にも白龍が

 

境内には、他にも小さな社がたくさんありました。

夏越大祓の儀式

 

今年は混雑が予想されるということで、午前10時、午後1時、4時の3回行われました。

私は午後1時の回でした。

 

儀式の始まる数十分くらい前に誘導があり、参加する人の整列が始まりました。

 

行列横のスピーカーから、神主さんによる切麻を使うタイミングや唱和、移動についての案内があり、それに従って動けば、不慣れな私でも大丈夫でした。

田無神社の夏越大祓の茅の輪くぐり

茅の輪くぐり

 

茅の輪くぐり後の形代のお焚き上げでは、書かれた名前が一人一人、読み上げられました。

 

参列者の人数にもよりますが、整列してから終了まで、小1時間くらいでしょうか。

開かれた神社

 

儀式の最後に宮司さんのお話がありました。

 

終わりに、「お帰りの際には、ぜひ田無の飲食店にもお立ち寄りください」とお話されていたのが印象的でした。

 

境内には、「七夕てるてるトンネル」(〜7月16日)という、てるてる坊主のトンネルがありましたが、「ケロロ軍曹」とのコラボイベントを行なっていました。

田無神社の七夕てるてるトンネル

七夕てるてるトンネル

アニメ版「ケロロ軍曹」で舞台の中核となっている「奥東京市」のモデルは、田無神社がある西東京市なのだそうです。

 

神社というと、私は世間から遠く離れたイメージを持っていましたが、田無神社の場合は、地域に溶け込んで振興を担う感じでしょうか。

 

そういえば、入り口に「開かれた神社」というのぼりがありました。

田無神社の「開かれた神社」ののぼり

「開かれた神社」ののぼり

 

田無神社の夏越大祓の体験談でした。

 

蒸し暑い日が続きますが、どうぞお身体にお気をつけください。

 

田無神社の七夕てるてるトンネルのてるてる坊主

七夕てるてるトンネルのてるてる坊主