- 冬にヨーグルトメーカーなしでカスピ海ヨーグルトを作るには?
- オーブンレンジの発酵機能でカスピ海ヨーグルトを作成
- オーブンレンジの発酵機能でカスピ海ヨーグルトを作る方法
- 他に試した方法について
- カスピ海ヨーグルトとは?
- カスピ海ヨーグルト作成の感想
冬にヨーグルトメーカーなしでカスピ海ヨーグルトを作るには?
カスピ海ヨーグルトの発酵温度は、20℃〜30℃です。
常温に近いので、特別な器具なしでも手作りしやすいです。
でも、寒い季節には、どうしたら良いのでしょうか?
オーブンレンジの発酵機能でカスピ海ヨーグルトを作成
ヨーグルトメーカーを持っていない私は、試行錯誤した結果、今は寒い季節にはオーブンレンジの発酵機能を利用して作っています。
発酵機能は、パン生地を作ることができるオーブンレンジだと、ついていることが多いです。
うちのオーブンレンジの発酵温度は30℃以上しか選べないので、カスピ海ヨーグルトには上限ギリギリなのですが…。
セットしてしまえば、後は出来上がるまで時間を延長するだけなので、楽です。
オーブンレンジの発酵機能でカスピ海ヨーグルトを作る方法
用意するもの
- 牛乳500ml(作る直前に開封)
- 初めて作る時:粉末種菌1袋(3g)←フジッコの「カスピ海ヨーグルト種菌セット」を使用しています。
- 2回目以降:種ヨーグルト大さじ3杯(約50g)
- 熱湯殺菌したフタ付きの容器
- 熱湯殺菌したスプーン
作り方
- 容器に牛乳を入れて粉末種菌を加え、スプーンでよく混ぜてフタをします。
- 角皿にのせてオーブンレンジに入れ、「発酵」ボタンを押し、30℃以下、可能なら27℃前後の温度設定をします。※スチームオーブンレンジの場合、水を入れるように指示が出ますが、スチームをかけられると困るので無視します。時間を最長で設定し、スタートボタンを押します。
- 時々様子を見ながら、時間延長を数回繰り返します。途中、オーブンレンジ内が温まり過ぎているようなら、ドアを少し開けて温度を下げます。
- 容器を斜めに傾けて、動かないようなら出来上がりなので、冷蔵庫に入れます。粉末種菌から作る初回は24時間以上、種ヨーグルトから作る時は6時間以上かかります。私は、初回作成時は26.5時間かかりました。寝る時に、そのままオーブンレンジ内に放置し、翌朝、また発酵ードで作業を続けました。
種ヨーグルトについて
- 容器中央の一部を、次のヨーグルトを作る種ヨーグルトとして取っておきます。
- 保存期間の目安は、冷蔵で1週間、冷凍で1か月(自然解凍で使用)です。
他に試した方法について
保温鍋(シャトルシェフ)でも作ってみましたが、オーブンレンジの方が簡単でよかったです。
理由
調理鍋で直にヨーグルトを作ると雑菌が入りそうで、不安で湯煎にしました。でも、発酵適温を保温鍋で長時間保つのは難しかったです。
また、湯煎だと、容器がユラユラするのも良くなかったみたいです。
カスピ海ヨーグルトとは?
- ヨーロッパ東部、黒海とカスピ海に囲まれたコーカサス地方から、長寿食文化研究者の家森幸男博士が持ち帰ったヨーグルトがルーツです。
- カスピ海ヨーグルトのクレモリス菌FC株は、生きて大腸まで届くプロバイオティクス乳酸菌です。
- 粘りとマイルドな酸味が特徴です。
- 通常のヨーグルトの発酵温度が40℃〜45℃なのに対して、25℃〜30℃と、常温で発酵するので、特別な器具なしでも手作りしやすいです。
- 作ったヨーグルトの一部を種ヨーグルトにして、次のヨーグルトを作ることができます(フジッコの場合、乳酸菌が弱ったり減ったりするという理由で、最低でも季節ごとの種菌の交換を推奨しています)。
カスピ海ヨーグルト作成の感想
私が初めてカスピ海ヨーグルトを作ったのは、数年前の冬でした。
当時、コロナ禍で色々な食品が入手しにくくなっていました。
それで、ヨーグルトを買えない場合に備えて、フジッコの「カスピ海ヨーグルト種菌セット」を買ったのですが…。
結局、ヨーグルトはいつも買えたので、種菌を買ったことをすっかり忘れてしまいました。
賞味期限の前日に気がつき、あわてて、作ることにしました。
意外と簡単に作れたので、今も作り続けています。
お得感は、微妙です。
市販のカスピ海ヨーグルトと比べると、自作は安上がりです。
でも、種類を問わなければ、安価なヨーグルトが色々あります。
手作りすると、熱湯消毒など、色々と作業があります。
良かったことは、食べた後、ヨーグルト容器のプラスチックゴミが出ないことでした。
また、自作だと量の調節がしやすいことも良かったです。
料理に使うから多めに必要な時には、牛乳があれば多めに作れるので気楽でした。
ご覧いただき、ありがとうございました。