昔、化粧下地で肌が荒れたことがあります。以来、肌につけるものは色々入っていない、なるべくシンプルな成分のものを…と思っているのですが、結構難しいです。化粧水などのボトルに小さな字でびっしりと記載されている沢山の成分を見ていると、くらっとしてしまいます。色々な成分が配合されていることが一概に悪いわけではないのでしょうが、「もし肌トラブルが起きたら、この沢山の成分の中から何が合わなかったのか調べなければいけなくなる…」と、つい思ってしまうのです。
お財布に優しい「純米酒・すっぴん」
ちょっと素朴な感じの容器と名称…。これ、「日本酒」です。アルコール分は13度で、ボトルの品目欄には「清酒」とあります。
飲むこともできますが、メーカーによると「すっぴん」は美容用に開発したもので味は追求していないとのことです。最初は、当時住んでいた町にあった酒屋さんの日本酒コーナーに置いてあるのを見つけて買いました。通販生活で販売していて口コミ評が高かった「日本酒エキスローション・ゆきあかり」と同じメーカーだったので、興味が湧いたのです。１本200mlで550円（2020年12月現在の価格です）。「ゆきあかり」の約10分の１…。「すっぴん」はお財布に優しいのです。
福光屋は金沢の老舗酒蔵で、私が住んでいる関東にも東京ミッドタウン店を含め直営店が数店舗あります。「純米酒・すっぴん」は、福光屋が肌に塗るために開発した美容用の純米酒で、お米と酒蔵に湧き出る百年水だけで作られています。
なぜ日本酒を肌に？
日本酒にはグルタミン酸、アラニンなどのアミノ酸が、他のお酒より豊富に含まれているそうです。商品によって異なる可能性がありますが、赤ワインの約5倍、白ワインの約10倍とか。アミノ酸はタンパク質を構成する成分で、肌の天然保湿因子（NMF）の約40％を占める構成要素です。角質層のバリア機能の維持にも重要な役割を果たしています。日本酒を肌につけるとしっとりするのは、このためなのですね。
「純米酒・すっぴん」の使用方法
ふたを開けたところです。普通の化粧水のボトルのように、口が狭くなっています。
開けると、日本酒の香りがします。サラサラした水のようなテクスチャーです。私の場合、手のひらにとってパシャパシャと顔につけていますが、コットンに含ませてパッティングしたほうが使いやすいかもしれません。日本酒の香りが抜けるまで、少し時間がかかります。パックやボディーローション、酒風呂にも使えます。
「純米酒・すっぴん」の注意点
注意点
- 開封後は１ヶ月以内に使い切ってください。
- アルコールに弱い方、敏感肌の方は、パッチテストをおすすめします。
自宅で行う簡易的なパッチテスト方法
- 入浴後など肌が清潔な状態で、二の腕の内側の柔らかい箇所に化粧品を500円玉大に塗ります。
- 30分後に塗ったところに、かゆみ、赤み、刺激感などが出ないようであれば、濡らさないように注意しながら1、２日放置し、異常が出ないか確認します。
- 二の腕で異常が起きない場合は、フェイスラインに少量塗って確認します。異常があった場合には、水でよく洗い流してテストを中止し、反応が出た化粧品を使用するのをやめます。
- テスト後に異常が起きなければ、通常は使用に問題がないと判断しますが、アレルギーなどが心配な方はテスト期間をさらに延長するか、皮膚科医にご相談ください。
福光屋 純米酒 すっぴん 日本酒美容 [ 日本酒 石川県 200ml ]
福光屋のアルコールフリー製品
福光屋には「ゆきあかり」以外にも「アミノリセ」「コメラボ」などの高級スキンケアシリーズがあります。値段が上がりますが、これらはアルコールフリーです。アルコールに敏感な方や匂いが気になる方、より高い美容効果を期待したい方にはおすすめです。
