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私には合っていた保温調理鍋・シャトルシェフ

 

シャトルシェフKBF-1600とKBA-3001

シャトルシェフKBF-1600とKBA-3001

寒い季節になると、お店でよく見かける保温調理鍋・シャトルシェフ

毎年、気になりはするものの、「朝作ったカレーが夜には腐っていた」とか、「煮物が水っぽくなるので美味しくない」等という評判も気になり、購入は見送っていました。

 

私がシャトルシェフを買った理由

 

けれども約6年前、迷った末に購入しました。

 

当時、私は作ったおかずの置き場所のことで悩んでいました。

 

東日本大震災の前は、冬場は室温放置でも大丈夫そうなおかずは、よく調理台やテーブルに置いていました。

でも、震災時に私が住んでいた地域は震度5だったのですが、シンクやコンロ、テーブルの上に置いていた物のほとんどが、移動したり落ちたりしてしまいました。

 

怖くなり、以後、おかずは一旦全て冷蔵庫に入れるようになりました。

冷蔵庫は壁に繋いでいたし、震災後はドアに養生テープを貼るようにもなっていたので、外に置くより安全だと思ったのです。

 

ただ…冷蔵庫内がぎゅう詰めになりました。

それに、汁物やカレー、鍋物まで入れたので、冷蔵庫内でこぼれた時が不安でした。

そういうおかずは、シンクの上に置いたほうが、こぼれた時の被害が少ない…と思っても、震災時の恐怖感が思い出されてなのか、決心がつきませんでした。

また、一旦冷やしてしまうので、食べる時に再加熱の時間が長くなるし、鍋底にこびりつきやすくなることでも困っていました。

 

保温調理鍋だと、そういう悩みを少しは解決してくれるかもしれない、と思ったのです。

購入後の使用感

 

  • 調理鍋に煮汁と食材を入れて、火にかける沸騰したら火を弱め、しばらく加熱を続ける火を止めて保温容器に入れて、出来上がりまで放置と、使い方がシンプルだったため、要領の悪い私にしては、かなり早く慣れることができました。

 

  • 最初に購入した1.6リットル鍋KBF-1600は、保温容器の蓋の材質が発泡スチロール内蔵のポリプロピレン、それ以外の部分が金属でした。割れ物ではないし、保温する時も調理台の上でしていたので、だんだん置きっぱなしにして不安を感じないようになりました。

シャトルシェフKBF-1600

シャトルシェフKBF-1600

 

シャトルシェフKBF-1600保温容器と調理鍋

シャトルシェフKBF-1600保温容器と調理鍋

 

  • 使用感が良かったので、数ヶ月後に3リットル鍋KBA-3001を購入したのですが、これは蓋に強化ガラスが使用されていました。強化ガラスでも、割れ物がやっぱり怖い…と思いながら買ってしまったのですが、調理中に中身が見えるのは便利でした。

シャトルシェフKBA-3001

シャトルシェフKBA-3001

 

シャトルシェフKBA-3001保温容器と調理鍋

シャトルシェフKBA-3001保温容器と調理鍋
  • 煮詰まって味が濃くなることがありません。出来上がりが水っぽいと感じた時には、次回同じ料理を作る時に、保温容器に入れる前の加熱調理中に水分を減らしたり、調味料を追加したり、保温容器から取り出した後に再加熱して、少し煮詰めたりしています。

 

  • 加熱調理後すぐに食べることはできませんが、煮込みやスープは長時間の保温効果で味がまるくなり、美味しいと感じます。また、ずっと保温されているので、食事前の再加熱は短時間で済みます。

    牛すじ入りのおでん

    牛すじ入りのおでん
  • 材料が鍋の半分以下だと威力が発揮しにくいようなので、作る量で大小の鍋の使い分けをしています。大きい方で、おでんやカレー、シチューなどの煮込み料理、煮豆、お粥、茶碗蒸し等。小さい方で、一合だけの炊き込みご飯や副菜の煮物、汁物を作ることが多いです。

圧力鍋との違い

 

  • シャトルシェフを使い始める前は、同じ料理を圧力鍋で作っていました。セブ(処分したのでサイズ不明です)、マーク・ティッシュフェンの4.5リットル型、フィスラーの2.5リットル型でした。私はシャトルシェフの方が性に合っていて、今は圧力鍋を使わなくなってしまいました。被災時の時短調理用にダンボール箱に入れて保管しているものの、すでに5年以上しまいっぱなしです。ゴムパッキンを交換しないですぐ使えるのか、少し不安です。

 

  • どちらも普通鍋と比べると加熱時間が短くて済むのですが、シャトルシェフのほうが加熱してから食べられるようになるまでの時間が長く必要です。夜に帰宅してから晩ご飯を時短で作成、という用途には向かないです。出来上がりまでの時間を短縮できるのは、圧力鍋のほうです。反面、シャトルシェフの場合は、食事よりかなり前の時間帯に使用すれば、8時間以内ならほったらかしでよく、保温されているので食事直前の手間とガス代が少なくなります。

 

  • どちらの鍋も、栗、豆、骨付きの鶏肉、牛すじなど、手間が掛かる食材の調理を大幅に楽にしてくれます。肉類は、どちらでも上手くできますが、早く柔らかくなるのは圧力鍋のほうです。魚の骨を食べられるくらいまで柔らかくするのは、圧力鍋でも結構時間がかかりますが、シャトルシェフだとさらに時間がかかります。栗は、圧力鍋の時は、加熱前に栗の尖った方に切り込みを入れなければならないのが面倒で(圧力鍋の付属本に、そう書いてありました)、シャトルシェフの方が楽だと感じています。

     

    komari-mon.hatenablog.com

     

    栗の調理

    栗の調理

    渋皮煮

    渋皮煮


    豆類も、黒豆などは圧力鍋だとシワがよりやすかったので、シャトルシェフの方が仕上がりがいいです。

 

komari-mon.hatenablog.com

 

 

  • 付属部品の交換は、シャトルシェフの場合、特に定期的に必要なものはありません圧力鍋は、ゴムパッキンの交換が必要です

使用上の注意点

 

  • 時間経過と共に菌が繁殖しやすい温度帯(25℃〜40℃)になります。鍋の大きさや食材の量にもよりますが、8時間以上の保温には注意が必要です。すぐに食べない時には、再加熱するか、一旦冷まして冷蔵したりしています。

 

  • 保温容器は洗えません。水滴や汚れは、水で薄めた食器用洗剤を含ませて固く絞ったフキンやキッチンペーパーで拭いたり、調理器具に使用可の除菌スプレーをかけて拭いたりしています。乾燥するまで蓋と本体はバラバラにしています。

おすすめのシャトルシェフのレシピ本

 

私が購入した時には、大きい方の鍋にはレシピ本が付属していましたが、小さい方の鍋KBF-1600には、簡単な取り扱い説明書兼レシピのパンフレットが付いているだけでした。

新製品のKBB-1601には、小型サイズ向けのレシピ本が付いているようです。

サーモスのウェブサイトやクックパッドにも、シャトルシェフレシピが載っています。

私が紙印刷の本を買ったのは、

  • (年齢的なものなのかもしれませんが)調理中にスマホより見やすい
  • 付属レシピ本よりも加熱時間・保温時間が短めに設定されているものが多く、レシピやその材料も、自分に馴染みがあるものが多かった

などの理由からでした。

 

シャトルシェフ生活のすすめ レシピ集」壺林光代 東洋経済新報社

 ご飯ものや煮豆、スープものが豊富で、よく参考にしています。

「いきなりカレーうどん」「お餅入りオニオンスープ」など、ちょっと変わったものも載っています。

 

 

「保温調理鍋[シャトルシェフ]のおいしいレシピ」上田淳子 扶桑社

牛すじカレーやサムゲタンなど、興味があったレシピが載っていました。

この本に載っている「マロンシャンテリー」、私が見た中では最も簡単にできるモンブラン風デザートで、衝撃を受けました(同様の方法で作るレシピは他でも見たのですが、この本に載っている写真のように成形すると、ケーキっぽいのです)。

今は紙本は古本のみ、電子書籍はあります。

 

よく作るシャトルシェフのメニュー

 

年中よく作るのは、おでんポタージュコンポートです。

 

komari-mon.hatenablog.com

 

夏は、どれも冷やして食べています。

冷やしおでん、作る時に野菜を細かく刻まなくていいし、全て加熱されているので夏場はむしろ安心です。

冷やしおでん

冷やしおでん


朝食のおかず用に器に分けておけば、朝は冷蔵庫から出すだけなので便利です。

朝食用冷やしおでん

朝食用冷やしおでん

komari-mon.hatenablog.com

 

ポタージュは野菜を刻んだりミキサーにかけるのが面倒ですが、バターや小麦粉なし、オリーブオイルを少量入れるかどうか、くらいで、なぜかポタージュ風のものが出来上がるので、楽です。

にんじんポタージュ

にんじんポタージュ

komari-mon.hatenablog.com

 

コンポートをよく作るのは、私が買い物が下手で、買った後いつまで経っても固い果物がよくあるからです…。

砂糖・ワイン・レモン・水と一緒に5分加熱して1時間保温するだけで美味しいデザートに生まれ変わってくれるので、とてもありがたいです。

洋梨のコンポート

洋梨のコンポート

 

  

komari-mon.hatenablog.com

 

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ご覧いただき、ありがとうございました。