少し長い前置き
シニア特有の悩みかもしれませんが、年々、同世代以上の親戚へのギフト食品のことで悩むようになりました。
贈り先の家族が、
- 食事制限をしている人がいる
- 柔らかいものしか食べられない人がいる
- 少人数
であることが多くなり、どの人も食べられて、日持ちがそれなりに長い食品を探すのが、難しくなってきました。
以前は、“食事制限”って、カロリーや塩分を控えれば良いのかと思っていました。
なので、よく果物や野菜ジュース、ポタージュを贈っていました。
でも、服用薬の関係で、野菜や果物の摂取に制限がある人がいることが分かり、やめました。
今は、暑い季節には、無糖のコーヒーゼリーか、低カロリーのドリンクゼリー。
でも、それ以外の季節は、どうすれば…。
悩んだ末、低糖質のお菓子やパンのうち、柔らかいものを贈ってみることにしました。
これなら、どの人も食べられるのでは?と思ったのですが…。
悩む面も、ありました。
- 少し長い前置き
- 低糖質のお菓子やパン・選んだメーカーとその理由
- 無印良品の「糖質10g以下のお菓子&パン」
- シャトレーゼの糖質カットのパン&スイーツ
- コモの低糖質パン(写真なし)
- 低糖質の食品についての悩み
- 終わりに
低糖質のお菓子やパン・選んだメーカーとその理由
低糖質のお菓子やパンは、スーパーやコンビニでもよく見かけるようになったし、ネットでも色々販売されています。有名パティシエが手がけたものも。
でも私がここ数回、高齢の親戚に贈ったのは、
という、見慣れた3メーカーのものでした。
理由は、この3メーカーは、高齢の親戚が自分で買いたくなった時に、買いやすい条件が揃っていたからです。
親戚は、ほぼ全員、食事制限が守れない人達です…。特に、甘いもの。
自分で買いやすければ、低糖質を続けられるのではと思いました。
- 無印とシャトレーゼは、どの親戚宅の近くにも実店舗がありました。
- コモには実店舗はなかったですが、ネット以外に郵便、FAX、電話でも注文できます。スマホやパソコンはうまく操作できない人が多いので、これは良かったです。
無印良品の「糖質10g以下のお菓子&パン」
- 大豆粉などを使って、糖質を10g以下に抑えてあります。
- 全てが柔らかいわけではありませんが、種類が豊富で、他にスナックやレトルトカレーもあります。
- 常温販売品です。
- 日持ちは長めです。
- 店舗によって陳列場所が異なるかもしれませんが、私が買ったお店では、お菓子コーナーの一角に、まとめて陳列されていました。価格表示プレートの横に糖質量が表記されていました。
- 味は、私には普通のお菓子とそう変わらない、食べやすい味に感じました。でも、親戚の一人には不評でした。どうも、見た目が普通の菓子パンにそっくりな分、控えめな甘さやパサつきなど、ギャップを感じやすいこともあるようです。
シャトレーゼの糖質カットのパン&スイーツ
- お手頃価格で美味しいお菓子やパンが人気のシャトレーゼ。和・洋菓子、パン、ワイン(一部店舗)と、品揃えが豊富です。店舗は関東だけかと思っていましたが、全国にありました。
- 糖質カットシリーズでは、小麦粉や砂糖の代わりに、大豆粉、食物繊維、血糖値の上昇が緩やかなマルチトール(還元麦芽糖)やエリスリトール(天然の糖アルコールで、カロリーがなく、血糖値もほとんど上昇しません)が使用されています。
- 糖質カットの度合は50%〜88%(2022年10月時点で)と、商品によって異なります。
- 糖質カットシリーズは冷凍販売で、実店舗では冷凍品コーナーにあります。食べる前に10℃以下で6〜7時間解凍するようにパッケージに表記があります。
- 賞味期限は、解凍後は当日中ですが、冷凍なのでかなり長いです。
- オンラインショップには、通販限定セットもあります。
- 糖質カットスイーツは、現時点では無印良品ほど種類が多くありませんが、ケーキやシュークリーム、どら焼きなど、生菓子的なものを中心に揃えてあります。
- 糖質カットパンは、現時点ではテーブルパン2種類、カットピザ3種類のみです。
- 糖質72%カットのスフレチーズケーキを、冷蔵庫に6〜7時間置いて解凍後、食べてみました↓。
糖質5.2g(エリスリトールを除いて)、156kcalです。
ケーキの大きさにもよりますが、スフレチーズケーキとしては、糖質、カロリーとも低めだと思います。
ちなみに、糖質50%カットのダブルシュークリームの方は、糖質9.4g、222kcalです。こちらはシュークリームとしては糖質は低めですが、カロリーはそうでもありません。
何と比較するか次第のような気もしますが、冷凍品で糖質カットしたお菓子としては、十分おいしいと思いました。 - 試食後、通販限定の糖質カットスイーツセットを贈りました。ケーキ類のパッケージがけっこう嵩張るので、冷凍庫の空きスペースが必要そうです。
コモの低糖質パン(写真なし)
- ロングライフパンで有名なコモにも、低糖質パンが2種類ありました。コモの普通のパンはこれまでにも親戚に贈ったことがあり、好評でした。それで、試食せずにネット注文して配送したので、残念ながら写真はありません。
- 実店舗はないみたいですが、ネット販売以外に郵便、FAX、電話でも注文可能なので、ネット注文が苦手な高齢者には便利です。
- 低糖質パンは、糖質45%オフのデニッシュプレーンと、糖質25%オフのクロワッサンの2種類です。
- 小麦ブラン(小麦の表皮部分のことで、「ふすま」とも言われます。糖質含有量が少なく、食物繊維が豊富)を使用しています。
- コモの他のパン同様、常温で日持ちが長い(製造日から50日、商品到着後も約30日以上)ので、防災食としても役立ちそうです。
低糖質の食品についての悩み
ギフト食品は、いつも長々と悩んで決めるのに時間がかかるのですが、今回はお返しだったので、早めに手配を済ませました。
でも、気になることがいくつかありました。
低糖質のお菓子やパンは、今回買ったもの以外にも色々と販売されているのですが、
マーガリンやショートニングが使用されていることが、けっこうあります
今回買った3メーカーの低糖質食品にも、使用されているものがありました。
普通のパンやお菓子にも、よく使われていますが…。
マーガリンやショートニングには、摂りすぎると体に良くないトランス脂肪酸が多く含まれています(中には、トランス脂肪酸が少なめのものもありますが)。
植物性油脂を使用しているものや、油なしの食品も別メーカーにあったのですが、今回は買いやすさを重視しました。
砂糖代替甘味料のメリットとデメリット
シャトレーゼの糖質カットシリーズに使われているマルチトールやエリスリトールは、天然に存在する原材料から合成された天然甘味料です。
一方、アステルパームやアセスルファムカリウム、スクラロースなどは、人工的に合成した人工甘味料です。
どちらも、低いカロリーで甘味を感じられます。
人工甘味料は、低糖質やカロリーゼロを謳った食品によく使われています。
国内メーカーの食品には、安全性が認可された人工甘味料のみが使用されているはずなのですが、色々とデメリットの可能性も指摘されています。
例えば、腸内フローラに悪影響を与える可能性。
また、食べても血糖値が上がらないため、インスリンが分泌されず、習慣的に食べ続けるとインスリンの働きが鈍くなって、血糖値をコントロールする力が弱くなる可能性や、つい食べ過ぎてしまう可能性など。
砂糖代替甘味料の大きいメリットは、食べても血糖値が上がらないことと、カロリーがほとんどないことなので、なんだかよく分かりません。
メリットがデメリットでもあるような印象を受けます。
エリスリトールは、砂糖代替甘味料の解説などで安全性が高いとされていることもあり、シャトレーゼの糖質カットシリーズに好印象を持ちました。
でも、なんでも食べ過ぎは良くないということかもしれません。
終わりに
ほどほどに食べて、健康を維持できたらいいね…
うん…でも、それが一番むずかしいよ…
そうだね…
+++++
長くなりましたが、ご覧いただき、ありがとうございました。