気温が高い日に室温放置でカスピ海ヨーグルトを作ってみました
先週、夏日予報が出た日にカスピ海ヨーグルトを室温放置で作ってみました。
カスピ海ヨーグルトは発酵適温が20℃〜30℃と、他のヨーグルトに比べて低いので、
室温放置で作るのが基本みたいです。
でも、私は作り始めたのが冬だったので室温が低すぎ、ずっと電子レンジの発酵モードで作っていました。
その時の経緯はこちら↓に書いていますので、よろしければご覧ください。
冬のカスピ海ヨーグルト作り・ヨーグルトメーカーなしで - 困りもん暮らしメモ
- 気温が高い日に室温放置でカスピ海ヨーグルトを作ってみました
- カスピ海ヨーグルトとは(簡単な説明)
- 種菌セット添付書の追記・変更点
- カスピ海ヨーグルトを粉末種菌から室温放置で作る方法
- 出来上がったヨーグルトから植え継ぐ場合
- 植え継ぎ期間について
- 容器について
- たくさんできるヨーグルトの使い道
熱湯消毒するのが少し面倒ですが、ほったらかしにしている間に出来上がるところが気楽です。
結局、何日かおきに作るのが習慣になりました。
今回は、少し前に購入したフジッコのカスピ海ヨーグルト種菌セットで作ります。
一度、かなりゆるいものができたことがあって、その時に念のため購入したものです。
その後は普通の出来に戻ったのですが、新しい粉末種菌も室温発酵できる季節に使っておいたほうがいいだろうと思いました。1箱に2袋入っています。
カスピ海ヨーグルトとは(簡単な説明)
カスピ海ヨーグルトには、以下のような特徴があります。
- とろ〜んとした独特の粘り
- 酸っぱくない、まろやかな味
- 生きて大腸まで届くプロバイオティクス乳酸菌
- 他のヨーグルトより低い温度(20℃〜30℃)で発酵するので、特別な装置なしでも作りやすい
種菌セット添付書の追記・変更点
再購入したフジッコのカスピ海ヨーグルト種菌セットに入っていた作り方説明書は、前回購入した時のものと大体同じ内容でしたが、いくつか追記や変更がありました。
追記
- 麹や酵母食品(味噌・甘酒など)を近くで作ると影響を受けて固まらないことがあります。
変更
使用できる牛乳について
[以前の説明]「種類別:牛乳」表示があるものが適しています(低温殺菌牛乳はまれにうまくできないことがあります)
[今回の説明]「種類別:牛乳」表示があるものが適しています(低温殺菌牛乳・ノンホモ牛乳は除く)
※牛乳に関しては、
「種類別:牛乳」表示があるもの→◎
「種類別:成分調整牛乳・無脂肪牛乳・加工乳」→○
「種類別:乳飲料」→×
という点は同じでした。
使用できる豆乳について
[以前の説明]
大豆固形分6%以上の豆乳:牛乳=7:3の割合でお作りください。弊社では、豆乳だけで作れる「パウデル(※原材料に乳成分を含む)を通信販売しております。
[今回の説明]
豆乳の場合、
- 種ヨーグルトには牛乳のみで作ったものを使用
- 出来上がった豆乳ヨーグルトは次の植え継ぎには不向き
という点は変わらないようです。
カスピ海ヨーグルトを粉末種菌から室温放置で作る方法
器具の熱湯殺菌以外は、ほぼ放置するだけです。
用意するもの
作り方(粉末種菌から作る場合)
1.容器に牛乳と粉末種菌を入れ、スプーンでよく混ぜます。
写真↑では、うっかり容器に牛乳を全量入れて撮っていますが、牛乳を少し〜半量くらいと粉末種菌を先に入れてよく混ぜ合わせてから残りの牛乳を入れたほうが、種菌がダマにならなくていいです。
2.フタをして固まるまで放置します。
[目安時間]- 25℃〜30℃の場所:24時間〜
- 20℃前後の場所:〜72時間
そっと斜めに傾けて、固まっていたら完成です。冷蔵庫で保存します。
※うまくできたら、食べる前に容器中央の一部を次のヨーグルトを作る「種ヨーグルト」として取り分けておきます(冷蔵保存で1週間、冷凍保存で1ヶ月以内)。
作った時のメモ
天気予報で最高気温29℃の日に作り始めました。
その日の室内は、最高28℃、最低23℃くらいでした。
翌日の最高気温はもう少し低め、最低気温は大体同じでした。
室温放置49時間後に冷蔵しました。
実は24時間目に固まり具合を確認して以降、あまり固さの変化がありませんでした。
ゆるい固まり具合で、「固めのドリンクヨーグルト」のような状態でした。
24時間で冷蔵するべきだったんだろうか…と、少し不安になりましたが、匂いは49時間後の時も、酸味のあるヨーグルトっぽい匂いでした。
冷蔵後は、それなりに固まった感じになりました。
そういえば、冬に初めて粉末種菌から作った時も、かなりゆるい出来でした。
その時は容器に食品ポリ袋を入れて、その中で発酵させたので、そのせいかと思っていました。
粉末種菌で作るとゆるくなりがちなのかは、不明です。
冷蔵後に食べましたが、大丈夫でした。
こんな感じ↓です。
とろ〜んとした粘り気があります。
出来上がったヨーグルトから植え継ぐ場合
作り方(できあがったヨーグルトを種にする場合)
1.種ヨーグルトと牛乳少し〜半量くらいを容器に入れ、よく混ぜます。
2.残りの牛乳を入れ、さらによく混ぜます。
3..フタをして固まるまで放置します。
[目安時間]- 25℃〜30℃の場所:6時間〜
- 20℃前後の場所:〜48時間
そっと斜めに傾けて、固まっていたら完成です。冷蔵庫で保存します。
※うまくできたら、また食べる前に容器中央の一部を次のヨーグルトを作る「種ヨーグルト」として取り分けておきます。
作った時のメモ
作った日の室温は、最高24.9℃、最低23℃くらいでした。これくらいの温度だと、電子レンジの発酵モード30℃設定の時のように6〜7時間では固まりませんでした。
室温放置10時間後に冷蔵しました。初回の粉末種菌使用の時と違い、かなりしっかり固まった感がありました。
植え継ぎ期間について
フジッコさんは、最低3ヶ月ごと〜できれば1ヶ月ごとの種菌取り替えを推奨しています(乳酸菌が弱ったり、減ったりする可能性があるためとか)。
一方で、ヨーグルトがうまくできている限り、作り続けることができる、とも書いてあります。
私は今回、約5ヶ月目で新しい種菌を使いました。古い方も、まだ元気ですが、梅雨時だし、雑菌混入も不安なので。
容器について
今のところ、
の2種類を使用しています。
どちらも耐熱温度が高く、熱湯消毒ができます。
ただ、どちらも難点もあります。
- ポリプロピレン容器は、どれもフタをしたまま電子レンジ加熱できるタイプです。蒸気を逃す溝のようなものがあり、固形物なら大丈夫ですが、液体は傾けると漏れます。
サイズは、ポリプロピレン容器が950ml(ピンクのフタのもの)、琺瑯容器が850mlです。結構大きいはずなのですが、「(フジッコの説明書にある)上部に2㎝程度の空間」はできず、せいぜい1.5㎝くらいです。
冷蔵庫内でも場所を取るので、丈高タイプに変えた方がいいのか悩んでいます。
ポリプロピレン製の密閉容器には蓋にゴムパッキンがついているものが多く、それも悩みです。
耐熱ガラスは、地震の時に割って片付けに苦労したことがあるので、室内放置品にはあまり使いたくありません。どうしたものかと思っています。
たくさんできるヨーグルトの使い道
そのまま食べる以外に、ドレッシングやマヨネーズに混ぜて使うと、油分やコレステロールを減らせます。種菌セットに入っていたミニカタログにも、レシピが紹介されていました。
うちではお菓子を作る時、生クリームやクリームチーズの代わりに使うことが多いです。
味や食感がもちろん変わってしまいますが、さっぱりした感じで結構美味しいです。
カロリーが抑えられるし、食べ過ぎなければ、乳酸菌摂取で腸にもいいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。