食器棚の防災は迷走中です
うちの食器棚は幅105×奥行46.5×高さ178㎝で、割と大きめです。これまで経験した地震は最大で震度５で、今のところ倒れずに済んでいます。でも、もっと大きい地震になると、どうか…。
高さが１m以下の食器棚に買い替えることや、食器を減らして食器棚なしで生活することも考えてみたのですが、
- 丈が低い食器棚を使うと、かがむ回数が増えて腰がつらくなりそう
- 部屋の調理台の上下に棚があるものの、吊り棚に割れ物を入れると食器棚より危険＆流し台・コンロ下に収納すると、やっぱりかがむ回数が増えてつらそう
ということで、買い替えずに使い続けています…。
とりあえず、
- 面で支えるタイプの家具転倒防止装置を取り付け
- 重い物を下の棚に、軽い物や割れにくい物を上の棚に入れる
- 入る大きさの物は下の引き出しに収納
- 棚に滑り止めシートを敷く
- 食器ホルダーや小分け容器を使って、食器が割れた時の飛散範囲を狭める
- 割れてほしくない食器は、引っ越しの荷物のように梱包したまま収納する
ということにしました。
こういうことをした結果、気持ちは少し落ち着いたものの、微妙なことになってしまいました。なぜかというと、
- ガラス扉の見せ収納棚だったはずの上段に、軽くて割れない保存容器や木製品をポリプロピレンのファイルケースに入れて並べたため、倉庫の棚のような感じに…
- 普段使う食器以外は、梱包したまま収納することにしました。結果、その棚もやっぱり倉庫の棚のように…
ということになったからです。防災対策の結果、食器棚ではなくなったような気も…。
自分の肩から上下30㎝くらいの、壁に備え付けの食器棚というものがないものか、と思ってしまいます…。
食器棚の防災に便利だった物
面で支える家具転倒防止装置・キューディフェンス
装置の上下がアルミ複合材のボード状で、それを２本の支柱で連結させて使う家具転倒防止装置です。面で支えるので、突っ張り棒タイプよりは装置自体が外れにくく、そのぶん耐震性もあるのではと思います。ただ、うちはLタイプ（取り付け高さ範囲：50〜90㎝）です。間が空きすぎていて心もとないので、壁面の段差に詰め物を入れた段ボール箱を挟んで「補強した」ということにしています。
ミスフランシスのノンスリップ多目的マット
カットして使うタイプの滑り止めシートです。食器棚と棚の中の小分け容器の中に敷いています。45×120㎝と、90×120㎝サイズがあります。スーパーで売っている競合品と比べると値段が高めなのですが、食品用PER素材で、日本食品衛生基準法とアメリカFDAの食品級基準を満たしています。劣化や色移り、付着の心配がないので、食器の下に敷いて不安が少ないです。汚れたら洗うと、滑り止め効果が回復します。
ミスフランシス 抗菌防カビノンスリップ多目的マット オフホワイト（大）90ｘ120cm
えつこの重ねて安心ラックとプレートスタンドラック
プロダクトデザイナーの小西えつこさんが開発した便利収納ラックシリーズです。引き出しに食器を収納する時に使用したら、とても便利でした。
えつこの重ねて安心ラック
- 食器を伏せて重ねても転げ落ちず、取り出しやすいです。
- 写真のはMサイズです。幅14.５×奥行14.５×高さ14㎝で、器の直径約12.５㎝まで入ります。他にSサイズ（幅11.５×奥行11.５×高さ14㎝、器の直径約9.５㎝まで）、Lサイズ（幅17.５×奥行17.５×高さ14㎝、器の直径約15㎝まで）があります。
- スチールに厚めのポリエチレンコーティングがされているので、食器の当たりがソフトです。
- ４本ある支柱の１本が低くなっているので、そこを手前にしておくと中の食器が取り出しやすいです。
えつこのプレートスタンドラック
- お皿を立てて収納するときに便利です。
- 大は幅23×奥行12×高さ11.２㎝、収納できるお皿のサイズは直径約16〜23㎝、小は幅23×奥行9.５×高さ8.７㎝、収納できるお皿のサイズは直径約12〜16㎝です。耐荷重はどちらも５kgです。
- スチールに厚めのポリエチレンコーティングがされているので、食器の当たりがソフトです。
- 皿受け部分が波型になっているので、お皿が滑りにくいです（皿受けの高さが大は約３㎝、小は約2.５㎝あり、その分お皿が上がるので、収納場所の高さに注意が必要です）。
