アレルギーのある高齢の親戚と夫が、1回目のコロナワクチン接種をしました
この記事は、医療に関して素人による体験談です。
あらかじめご了承ください。
7月8日現在、供給不足とかで予約延期なども出ているらしい、新型コロナワクチンの接種。
私自身は予約もまだなのですが、高齢の親戚と家族が1回目の接種を終えました。
その高齢の親戚には基礎疾患とアレルギー、私の同居家族(夫)には、アレルギーがあり、ワクチン接種にはそれなりの不安を感じていました。
個人の体験ですので、同じような疾患の方すべてに当てはまるわけでは、もちろんありません。
備忘録的に記しています。
新型コロナワクチン・1回目の接種〜高齢の親戚の場合
その高齢の親戚には、基礎疾患(心臓、血液)と、アレルギー(色々なものに反応)がありました。
後発医薬品(ジェネリック)の添加剤に反応して、アレルギー症状が出ることもありました。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/iryou/kouhatu-iyaku/dl/02_120713.pdf
副反応への警戒心もあり、これまではインフルエンザなどの予防接種も受けたことがありませんでした。
新型コロナワクチンの接種も、当初は
「接種したくない。接種するとしても、副反応などの情報をある程度得られるようになるかもしれない晩秋以降にしたい」
と言っていました。
でも、自分が接種しないと、
- 同居家族は接種を2回終えても、外出制限を続けることになりそう
- もし感染して入院したら、自分にも他の人にも大きな負担がかかりそう
などの理由で、結局接種することにしたようです。
当時はまだワクチンの供給に滞りがなく、今月末に接種の予定が繰り上がり、先月末に接種しました。
ワクチンは、ファイザー製でした。
一緒に接種した家族は、いつまでも会場から出てこないので、何か副反応が出たのかと不安に思ったようです。
でも結局、血液をサラサラにする薬を服用しているので、そういう接種者用の列に並んでいたためだったそうです。
接種後は
- 接種後数日は注射したところに鈍い痛みを感じました。
- 接種当日と翌日は、接種したからか、緊張によるものか、だるい感じがあり、いつもより睡眠時間が長くなりました。
- 熱は、最高で36度7分でした(平熱が35度台の人です)。
という状態でした。
接種して1週間以上経ち、特に副反応もなく、本人も周囲もほっとしました。
新型コロナワクチン・1回目の接種〜夫の場合
夫も、少し前に1回目の接種をしました。
ワクチンは、モデルナ製でした。
夫には原因不明のものも含めていくつかアレルギーがあり、市販の風邪薬で副反応が出ることもあったので、念のため、副反応が出た時の準備のようなものをしました。
準備、と言っても
- 副反応が出た場合の連絡先の確認(ワクチン接種後に体に異常が出た時の問い合わせ先は、ワクチン接種券に同封されていた書類に記載されていました)
- かかりつけ医の診療時間帯の確認(発熱外来は診療時間帯を分けていたので)
- 解熱鎮痛剤(これは、常備薬として家にありました)
- 食欲不振になった時用の食品(お粥、ゼリー状の栄養補助食品など)
など、あまり大したものではないのですが…。
接種後は、
- 接種当日と翌日は、注射したところに鈍い痛みを感じました。
- 接種当日〜翌日の夜、就寝まではごく普通に過ごし、入浴もしていました。
- 接種翌日の夜、就寝後〜翌々日早朝の間に体がほてるように感じ、体温を測ると37度7分ありました。そして、身体中に紅斑↓ができていました。
ワクチン接種以外に普段と変わったことはしていないので、紅斑は、多分ワクチンの副反応ではないかと思いました。
ただ、夫には以前から、季節の変わり目に時々、紅斑が出ることがありました。
最初に出たのは10数年前でした。
体幹を中心に、腕や手足にも出ました。
掌も赤くなります。
食べ物のアレルギーや内臓の不調だろうかと内科を受診するものの、原因不明とのこと。
この症状が出ると非常にだるくなるらしく、よく寝込んでいました。
時々健診で要精密検査になることがあるものの、結局これといった異常は見つかりません。
何か未知の重い病気の前兆なのだろうかと、長年不安に感じていました。
でも、5年ほど前。
インターネットで画像検索が容易にできるようになり、ある日、同じような症状の写真を見つけ、それが皮膚科の診療対象らしいことを知りました。
アレルギー科のある皮膚科を受診し、ようやく「多形滲出性紅斑」という「中毒疹」の一種らしいことがわかりました。
何か難しい病名ですが、この症状には、まだはっきりとは分からない面があるようです。
夫の場合は、季節的変化が原因ではないかと言われました。
重い病気ではないかと不安に思っていたので、とりあえずでも病名と治療方法(ステロイド外用薬と抗アレルギーの内服薬を処方されました)が分かっただけでも、すごくありがたかったです。
紅斑の説明が長くなってしまいました。
ワクチン接種後、発熱と紅斑が出た夫は、結局、自己判断で解熱鎮痛剤ではなく、皮膚科で処方された抗アレルギー薬を朝食後に服用しました。
副反応が出た日の夕方くらいまでには紅斑がだいぶ収まり、熱も平熱まで戻りました。
ただ、夕方になって、自己判断で薬を飲んだことが気になり出したようでした。
そういえば、今回は多分、季節的変化ではなく、ワクチン接種によって症状が出たと思われます。
同じ薬を飲んで、良かったんだろうか…? 私も、うっかりしていました。
かかりつけ医(皮膚科ではなく、発熱外来のある内科のほう)に問い合わせて事情を説明したところ、そういう事情ならワクチン相談センターに問い合わせたほうがいいと思うと言われました。
それでワクチン相談センターに電話して
- 発熱と紅斑が出たこと
- 自己判断で、季節的変化による紅斑が出た時用の処方箋薬を服用したこと
などについて相談しました。
そして、
- モデルナ製ワクチンでは紅斑が出ることもある(夫が接種会場でもらった書類にも、そういう説明がありました)↓
- 処方箋薬を飲んで症状が治っているのなら、大丈夫ではないか
というように説明されました。
紅斑が出るときにはいつもだるくなっていたのに、今回は発熱もしていたのにそういう症状はなかったようです。
でも、よく眠っていました。
食欲は、普通でした。
翌朝には紅斑がほぼ消え、熱もなく、通常の生活に戻りました。
その翌々日の夜、紅斑が出たところの一部がうっすらピンク色になり、少し痒みが出て、処方箋薬を飲みました。
他の症状は今のところなく、普段通りに過ごしています。
長くなってしまいました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。