特売で買った桃。食べてみると…渋い!
どうすれば…?
渋い桃、食べても大丈夫?
この桃は病気?
気になって調べてみると、渋みの原因はポリフェノールの一種、タンニンということでした。
お茶やワインにも含まれる成分なので、美味しくはないけれど、食べても問題ないようです。
渋くなる原因は、まだはっきりとは分からないようですが、
- 栽培中のストレス(乾燥後の大雨など、水分量の極端な増減)
- 早すぎる収穫
などが挙げられています。
私の買った桃は、このどちらも当てはまっています…。
渋みは糖度計では測れないらしく、農家の方も、気付きようがないですね…。
渋い桃を、美味しく食べるには?
常温でしばらく置けば、追熟して甘くなるのでは?と思ったのですが、渋い桃の場合、柔らかくはなっても、渋みが抜けるとは限らないそうです。
加熱すれば渋みは抜けるようなので、コンポートにすることにしました。
渋い桃をコンポートに
調理前に、以下のようなことで悩みました。
- 皮付きで加熱するかどうか:皮周辺にタンニンが多く含まれているようなので、渋抜きをするためには皮をむいてから加熱した方が良いような気がしました。反面、皮付きで加熱すると、皮が綺麗に取れるし、煮汁もピンク色になるので、ゼリーや飲み物に使い勝手がいいです。
- ワインを入れるかどうか:ワインにもタンニンが含まれているので、渋抜き目的ならワインは使わず水で置き換えた方がいいのでは?
※結局、皮付き・ワイン入りで加熱することにしました。
※また、プラムのコンポートを作った時に失敗(柔らかくなりすぎ)が多かったので、煮汁が沸騰後に果物を入れるようにし、加熱は弱火で短くすることにしてみました。
材料
作り方
- 桃を洗い、真ん中にぐるりと切れ目を入れ、ひねって半割りにします。
- スプーンなどで種を取ります。
- 鍋に桃以外の材料を入れて火にかけ、沸騰したら弱火にし、桃を皮を下にして入れて3分煮ます。
- 桃の上下を返し、さらに3分煮ます。
- 火を止めて粗熱が取れたら、桃の切り口あたりをつまんで皮をむきます。
- 保存容器にシロップ(煮汁)ごと移し、冷蔵庫で冷やします。
感想
- 半日後に食べました。皮やワインの渋みは、私は普段皮付き・ワイン入りで作っているからか、気になりませんでした。桃の渋みがなくなっていて、美味しく食べることができ、ホッとしました。
- 出来上がったコンポートは、缶詰の桃くらいの固さでした。桃でこれくらいの加熱時間で良かったのなら、プラムはもっと短時間でも良かったのかもしれないと思いました。
渋い桃で作ったコンポートでシャーベット
たくさんできたコンポートで、シャーベットを作ってみることにしました。
シロップ(煮汁)をゼリーにして、時々かき混ぜながら凍らせると、シロップだけで凍らせるより、ジャリジャリ感が減ります。
凍るとカチカチになるので、かき混ぜ後はフリーザーバッグなどに入れて、手で折れるくらいの厚みにしておくと楽です。
材料
- コンポートとシロップ(煮汁)---適量
- 水で溶いたゼラチン------適量(シロップ2カップに対してゼラチン5g、水大さじ1くらい)
かなり適当な作り方
- シロップ(煮汁)2カップのうち、1/2カップくらいの量を50〜60℃くらいに加熱し、水で溶いたゼラチンを加えます。
- 1を残りのシロップ・コンポートと合わせ、容器に入れて冷凍庫に入れます。時々、スプーンなどでかき混ぜます。
- ほぼ固まったら、フリーザーバッグなどに、手で折れるくらいの厚さにして移します。食べる時は折って器に入れ、半解凍くらいで食べます。
果物の購入、よくしくじってるね・・
うん・・「安売り」とか「特売」に弱くて・・
・・・
ご覧いただき、ありがとうございました。